友の会ニュースTOMONOKAI NEWS

2019年3月1日(金)
❏ 大切なあなたに贈る 交通安全メッセージ vol.8
豊橋市役所・市民協創部・安全生活課 交通安全・防犯グループ 横田さんと、
中島さんに豊橋市で今年4月に施行を目指している条例について話を伺いました。
(※)2019年3月に条例案として定例市議会に提出されます
横田:自転車は優れた乗り物で、生活に取り入れることで環境・健康・経済の
多岐にわたりさまざまなメリットがあります。
豊橋市では、平成26年に国に先駆けて「自転車活用推進計画」を策定しました。
わかりやすく言うと「自転車を盛り上げよう!」という計画です。
中島:今回、「自転車は楽しい!」という思いを基本にしながらも
「安全」というキーワードを加え、「快適で安全」をテーマに、
『豊橋市自転車の快適で安全な利用の推進に関する条例(仮称)』を
組み立てていくことにしました。
横田:豊橋市の調査では、自転車の利用のしやすさについて
「満足と感じている」人の割合は、平成24年以降ほぼ横ばいで推移しています。
一方で、自転車事故で16~19歳の占める割合は愛知県内の平均と比べ高いなどの
課題もあります。
今後、様々な課題を解決しながら、自転車の利用を推進していきたいですね。
横田:今回、自転車の利用を推進するにあたり、
「余暇」の過ごし方について踏み込んで考えました。
自転車そのものの価値を再認識してもらい、身近でかっこいい乗り物として、
休日も自転車で訪れたくなるまちづくりにつながればと考えています。
安全な利用をしっかりと訴えつつ、自転車を利用し余暇を楽しむことも
行政として伝えていきたいですね。
中島:快適で安全な自転車のある暮らしには、市、市民の皆様、事業者様、
学校などそれぞれが役割を認識して、取り組むことが必要になってきます。
また、自転車に乗る人、自転車に乗らない人、それぞれが理解・協力することで、
快適で安全な暮らしを実現できると考えています。
横田:豊橋市として、目指す姿は安全を含めた「快適」な自転車のある暮らし。
快適と安全は分けて考えられがちですが、快適性は安全が確保されてこそ、
実現できると思っています。
「自転車は楽しい!」を推進していく為に、
両方を盛り込んだこの条例が大切になると考えています。
横田:約10年前、自転車にはまっていて、オン・オフで自転車を利用していました。
当時は、市外の自宅から勤務先の豊橋市まで片道15キロを自転車で通勤していました。
休日は、自転車仲間と浜名湖や新城へ遊びに行ったり…。
自転車を乗っている時、一番心配だったのがパンクでした。
道路の路面状態をとても気にして走っていました。
また、自転車通行空間が整備されると、
自転車でより快適で安全な暮らしができると感じます。
中島:私は、自転車を多く利用していたのは高校時代です。
今は車中心の生活を送っているのですが、車を運転していて思う事は、
自転車は走る場所がはっきりせず、何か曖昧だなと感じます。
原則、自転車は車道の左側通行ですが、右側通行を普通にしていたり、
一時停止はしなかったりと…。
車も自転車も、もっとお互いを理解し、気遣いができるといいなと思います。
ーー 最後に皆様へ一言お願いします。
(交通安全啓発活動のPRグッズ)
横田:もし、家に眠っている自転車があれば、点検・整備した上で、
一度乗って欲しいです。
改めて自転車に乗ることで、「保険に入らないと危ないな」とか、
「この道を自転車で走ると気持ちいいな」などの気づきがあると思います。
市民の皆様から声を寄せていただくことで、自転車を取り巻く環境を
整えていくことができると考えています。
中島:自転車の利用について、メリットや不足しているところを
市民の皆様にしっかり知っていただき、そして感じていただきながら、
快適で安全な自転車ライフをおくれるまちにしていきたいです!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
編集後記
横田さん、中島さん、お忙しい中、取材へのご協力ありがとうございました。
「豊橋市自転車の快適で安全な利用の推進に関する条例(仮称)」について
施行前にも関わらず、インタビューにお答えいただきありがとうございます。
安全はもちろん、「快適」にこだわった自転車のある暮らし。
交通安全友の会は、豊橋市の人・車・自転車が「快適」に融合する素敵なまちづくりを応援します!