友の会ニュースTOMONOKAI NEWS

2018年11月10日(土)
ユタカは地域の交通安全教育センターの役割を果たすべく、自転車安全講習を行うために学校へお邪魔させていたき、小学校、中学校、高等学校と安全講習をさせていただいております。
そこで、今回は高等学校での安全講習に注目してみようと思います。
高等学校で自転車安全講習を実施するときに、私は以下のことを常に注意して自転車安全講習を行っています。
1 言葉をなるべく具体的にする。
2 課題を講習前に伝え、一緒に考える。
3 実際に起きた事例を挙げる。
1 「言葉をなるべく具体的にする」
このことは当たり前のことですが、言葉をあいまいな語句にしますと、受講者に納得してもらえません。
例えば、、、
・曖昧な表現
「標識」
「道路の左端」
・推奨される表現
「道路標識の規制標識」
「車道の左端」など
講習を実施する時、言葉を具体的にすることにより多くのことに納得していただいています。
2 「課題を講習前に伝え、一緒に考える」
講習でお邪魔しているある高等学校の講習スタイルがディスカッション形式で、前もって解答を用意していただき、発表する場面も決めておき、みんなで考える方法です。
例えばこんな場面
①「あなたは、自転車通行可の歩道を自転車で走っているとき、前方を歩いている子供を追い抜こうとしています」と問いかけたうえで、
② 次の質問では「どのような危険が考えられますか?」と進み
③ 最後に「安全に通行するにはどのような行動をとればよいと思いますか?」
といった問いかけをしていきます。
①危険場面⇒②危険個所⇒③安全な行動
と進行します。
そのことで、その場で挙手で解答を求めるよりも、進行自体が滞ることなく、かつ学習効果のある講習を行うことができます。
3 「実際に起きた事例を挙げる」
単純に事故の事例を講習の題材にするわけですが、
過去に学校の近辺で起きた事故事例を教材に進めると、生徒さん自身も危険箇所と認知していることも多く、とても共感してくれます。
以上3つのことに注意をして、講習を行っています。
この講習を行うことにより自転車の安全運転者の育成につながり、事故が1つでも2つでも減り最終的に地域の自転車事故をゼロにするべく、我々は活動していく所存です。